ミュータントはコバルト爆弾を崇拝するか?

超管理社会としての日本社会は、超監視体制を実現しており、社会全域を監視ショー会場へと変えています。 市民達は超管理社会に従属する見返りに残虐な監視ショーを与えられ楽しんでいるのです。 この666的な文明が科学崇拝や環境破壊の原因でもあります。

聖書の終末戦争(ハルマゲドン)とは、聖書の神とサタン(多神教・神話・ヘレニズム等)による決戦の事で、もちろん聖書の神が勝利される事になっている。

ハルマゲドンとは、メギドの丘(ハル・メギド)の戦いと言う意味です。

メギドの丘は、古来度々戦場になって来たイスラエル北部の古戦場・遺跡です。慣用句で天下分け目の決戦と言った意味で使われる為、地理的に必ずしも聖書の終末戦争の舞台になるとは限らないと言われますが、神の民を滅ぼそうとするサタンの勢力との決戦の場と言う事で使用されて来た訳です。

聖書の神とは、創造主であり、アブラハムの宗教を信じる啓典の民の主ですね。例えばキリスト教の場合は、天の父・子なるキリスト・聖霊の三位一体、三つの位格を持つ唯一の神です。

それに対しサタンとは、聖書の中では被造物である天使が反逆し、醜く姿が変形したり、姿を偽った物とされています。具体的には世界中の多神教、民族神話、ヘレニズムやルネサンス等から来る科学崇拝・哲学・占い・魔術などですね。

聖書の中で名指しで登場する多神教の神々としてのサタンは、古代に神の民の周辺地域に住み抗争を繰り広げていた民族の神々ですが、それ以外でも世界中の全ての民族神・神々はサタンであるとされ、それらには偶像崇拝を行うなどの共通した特徴があります。

ハルマゲドンは、この両者による決戦で、勿論聖書の神が勝利される事になっています。

サタンは、創造主である唯一の神には勝てない事が自分でも分かっているのですが、それでも何とかしようと地上の権力者や人間達を召集し、様々な策や技術を巡らし、神の民を殺していきます。しかし、最終的にはキリストとしての創造主により一掃され滅びる事になります。

このハルマゲドンの記述は、旧約聖書の預言を大幅に引用されて書かれた聖書の最終巻に位置します。ヨハネの黙示録ですね。このヨハネは洗礼者ヨハネではなく、12使徒の一人である使徒ヨハネで、彼はヨハネ福音書ヨハネの手紙の記者でもあります(因みに英語圏からの仮名表記だとジョン、フランス語圏からだとジャンとなりますね)。

ヨハネの黙示録は、最近になり急に脚光を浴びた訳ではなく、聖書として2000年前から変わらずに在り、今までも大政変などの度毎に時代に重ね合わされて来ました。そして、その度にサタン、つまり多神教やその要素を内包した勢力は数や力を減じて来ました。

しかし同時に、ルネサンスにより文化の衣を被って復活した多神教要素は、科学や哲学等の形を取って再び人間社会に入り込み、地位を獲得していき、WWⅠとWWⅡの戦間期には大量消費文明、大量殺戮技術などを生み出すに至りました。

例えば、皆様もご存知である戦前ドイツのナチス党(国家社会主義ドイツ労働者党の略称)の、特徴的な敬礼や逆さ万字は、多神教時代のローマ帝国軍式敬礼や、多神教で太陽を表すサインを取り入れた物です。当時のナチス共産主義も、それぞれ違う形でのヘレニズム要素の復活発展形なのです。

第二次世界大戦による枢軸側敗戦で、一旦はサタン的要素を減ずる事が出来ましたが、世界中にその要素は残存し、最近のテクノロジー急発達による科学依存・科学崇拝・管理監視社会として、それらは再び頭をもたげ世界に君臨しつつあります。

ですから、この時代にヨハネの黙示録を適用して事態を受け止めるのは、今までの世代が経験した事とは一味違います。現代の獣、荒らす者は、テクノロジーを駆使した、今までで最も聖書の記述を具現化した敵ですからね。サタンはともかく、召集された人間達は、今度こその勝利を確信している者も多いでしょう。

しかし、今までの世代でヨハネの黙示録が繰り返し引用され適用されて来た様に、サタンの残存勢力側の論理も繰り返し使い回しです。テクノロジーが以前より発達しているだけで、論理には焼き直しが目立つのです。それがフェイクを見抜く鍵にもなるでしょうね。例えば日本人が支配的になる事でアジアを解放するなんて、焼き直しと言うより戦前直輸入ですよね。

世界は、大昔から聖書の神と、被造物であるサタンとの戦場であり、その構図は変わらないのです。

聖書は偽り無き神の御言葉であり、その計画は聖なる不変のものです。例えサタン側勢力が、2000年来変わらない聖書をグノーシス主義に書き換えなどしても、その通りになどなりません。もし、今回こそ本当の終末戦争であるならば、それは今回こそサタン勢力は滅ぶと言う事です。