アブラハムの宗教には、そんな「裏〜」なんて存在しません。
旧約聖書と新約聖書は「偽りなき神の言葉」であり、契約だからです。
聖書はそれ自体が契約であり、別途、契約書がある訳ではありません。
ですから、聖書に無い「裏」があったら成り立たちません。
この「裏〜」が有る筈だ、と言う質問は、日本人からよくされる質問です。
その質問がされる理由として、日本の伝統的な宗教である仏教には元々、一般の人々には教えない、お坊さんだけが知っている「密教」が有り、最近ではそれが一般の人々にも広まって来た、と言うのが理由らしいです。また、ヴェーダも最近になり広まった物らしいですね。
それが、日本人がキリスト教にも「裏〜」があるハズだと質問して来る主な理由となっている訳です。
また日本の人々には、創造主と、被造物である多神教との区別が出来ない、又は区別を拒否する人々が多いというのも理由の一つでしょう。
しかし、アブラハムの宗教ではサタンとは明確に多神教の事を指します。見做されるのではなく、初めからズバリそれがサタンの陣営なのです。
ヨーロッパの多神教の神々は歴史の授業には出て来ますが、信仰としては大昔に絶滅してるんです。ですから、それが「裏〜」だったりもしません。
皆さん歴史の授業で習ったはずの時系列の年表の意味が分かっていないんですよね。ビフォークライストと主の年の境目の意味が。
と言う事で、キリスト教には「裏〜」なんて、一切合切ありません。偽り無き神の御言葉である神様との契約に、秘密の「裏〜」なんてあったら、アブラハムの宗教はストーリーが成り立たないのです。