自己滅却を英語に翻訳すると、オブリタレーション•オブ•セルフとなるそうです。意識のみと化して身体的制約から解放されているのでしょうか?それとも自我をも消しているのでしょうか?
同じ様な状況下での違うマインド表現で「城を枕に討死に」なんて言葉もあります。でも、死んでしまったら、もう先は無いですよね?退却と再建の放棄と言う最悪手にしか思えません。
「逃げるは恥ではないし、役に立つ」と思うんですよね。生命の危険からは逃げるのが、寧ろ普通のマインドだとも思います。
世界史を見ると、伝統的に退却を恥とせず、他の事を恥とする文化は多い様です。ヤバくなったら、あっさり逃げて次の手を考えれば良いのですから、合理的でノーマルなマインドだと思うんですよね。
その場で死ぬ事に意味を見出す、つまり、死ぬ事に価値を置くなんて、本当はイヤだったんじゃないかな?って思うんですけどね。
戦時なら玉砕って事ですし、平時なら囲いから逃げない羊達の沈黙って感じですよね。
無意味な殺生と言う行為に御利益を感じる心は、自己の無意味な死にも同様に意味を見出すでしょうからね。「武士道とは死ぬ事と見つけたり」って奴です。
そんなの、道を間違えて集団滅却と言う破滅の道を行きかねないと思うのです。いや、きっと行くのでしょうね。
私は、お付き合い出来かねますね。例え皆さんが何らかの制御下に在る故だとしてもです。最後まで制御の外で、差別や迫害に耐え忍ぼうと思っています。